学習にブレイクスルーを起こすことの難しさ

inspired by 4倍のクオリティを目指す 外資系 戦略コンサルタントの着眼点

 久々にハッとするようなエントリーでした。最近、英語の勉強などを粛々と進めているが、まさに今4倍の壁にぶち当たっているからです。ここ数習慣英語の文章を200ページほど毎日読んでいますが、かなり時間がかかっています。当初と比べて20%ほど読むスピードは向上しましたが、それでも4倍にはなっていません。

 下記では、このような個々の事象ではなく、概念的に何故数倍のアウトプットを起こすことが難しいのかについてまとめています。

加速度的な学習の難しさ

 あえて「加速度的」という言葉を使いましたが、学習が進み、ある程度の知識がついた段階になると、どうしても、学習の速度が速くならなくなります。具体的には、1時間で10問しか解けなかった問題が、徐々答えそのものや解き方というフレームワークを覚えていくことで、1時間に20問ぐらいは解けることになっても、1時間に40問を解くには、慣れだけではとても難しいです。

 そこで必要となってくるのが、革新的な方法。つまりはイノベーションですね。これは、「基礎が大事」という本当の意味を理解しているか?」で語られている、適宜の更新を行いつつ、愚直に同じことをひたすらやることで学習をものにする方法とは、真逆のものだと思っています。

 イノベーションを起こすためには、日々のルーチンとなっている基礎的学習を見直すことが必要になってきますが、基礎は無意識に落とし込もうとやっていることなので、複雑な思考をはさむことはむしろ邪魔であり、基礎とイノベーションは背反しているように思えます。

 つまり、加速度的学習の難しさというのは、ある程度の加速度を身に付けるために必要な基礎的な学習では、イノベーションを起こすことが出来ず、またイノベーションを起こすためには、今まで染み付いた基礎を捨てなければならない可能性を秘めていることなんじゃないかと最近思ったわけです。