1日目

修了考査までだいたい2ヶ月を切りました。
12月入るまで勉強しないつもりだったんですが、旅行にいくことにしたので、開始を少し前倒ししました。



<時間>
職倫 40分
経営 35分
監査 25分


<内容>
職倫 2010年度の予備校の答練 1回目
経営 同上
監査 同上


傾向分析

80対20の法則によれば、仕事全体のうち上位20%の効率のいい業務が、 収益全体の80%を生み出すそうですが、それは試験勉強でも当てはまるだろうと思い、過去の答練から解いてみました。*1


職業倫理


一言で言うと、広く浅く問われてます。また、出題方式は極めて単純です。


公認会計士法や倫理規則をそのまま回答させるような問題が多いので、丸暗記でokのような気もします。
ただ、出題のされ方は色々あって…

  • 定義などの決まりきった言い回しのすり替え
  • 記載文言の言い過ぎ、または不足
  • 改訂文章の新旧すり替え

とかが本番では有りえるのかなーと思いました。相対的な難易度は易ですね。

ただ、法令や規則の問題なので、具体性に欠け、非常にイメージがしづらいです。あと、出題にどこまで影響するのかわからないんですが、今年のトピックみたいなものも予想しづらいです。ただ今年のトピックの把握に関しては、武田先生のCFOのための最新情報の今年1年分を読めばなんとなく予想できるかもです。
個人的には、東電に絡めた問題が出るんじゃないかなーと勝手に予想しますが…。*2


経営実務


指標!指標!指標!

とにかく指標です。ただ、指標の定義を丸暗記すればいいのかという問題ではなく…

  • その指標が何を表しているのか?
  • その指標の前提は何か?
  • 他の指標との関連性は何か?

といった点も抑えておく必要がありそうです、当然ですが。特に前提とかはテキストに載っていないかもしれないので、少し自分の頭で考えたほうが良いですね。


他に問われるのは、経営学というより、ファイナンスの基礎知識ですねDCF、企業価値算定などなど。こちらも相対的な難易度は易です。

ただ、過去の答練解いてて難しさを感じたのは、解答欄。めっちゃ狭い。
こんなスペースじゃあ言いたいことも言えないよ、ポイズン(笑)

解答欄の狭さの他に気になったのは、予備校の模範解答。理由付け⇒結論という流れで書いているんだけど、個人的には解答の流れは、結論⇒理由付けかなーと思います。
このあたりは個人の好みもありますが、過去最大受験者数の採点を行うことを考えると、試験監督が1枚の答案に割ける時間も過去最少に限られてきます。少しでも試験監督の手間を省いた文章にして、良い印象を残すべきです。
文章は短く、わかりやすく、簡潔に。
日頃から言われていることですが…。


監査実務


会計論点1つにつき、複数小問というのが主な出題方法のようです。
具体的には、減損会計について、監査手続とか監査上の留意点、事例問題等々が混ぜられる感じですね。
色々な角度から問われるので、得意な論点でも満点取ることは難しそうですが、全く知らない会計論点が出たら確実に死亡です。
あとよく出るのは、制度監査(四半期、SOX)、監査意見(後発事象、ゴーイング・コンサーン含む)が多いイメージです。

逆に、監査計画とかは出なさそうですね。監査計画が出題されにくい理由の、個人的な予想としては、入所そこそこのスタッフが監査計画なんて作ることはないだろう、といったところでしょうか。
そういう意味では理にかなってますが、職倫で「保証業務を受注する際に留意すべき脅威」とかが問われている点とは不整合ですね(笑)


全体的な量は比較的多い方ですね。職倫と同様、改正点や今年のトピックも出題に影響すると思いますが、そこまでケアしている時間はなさそうです。相対的な難易度は並です。

あと、ここでも予備校の模範解答が気になりました。解答の文言が結構抽象的でこれでいいのかなーと。要は、抽象的であればあるほど、読み手にはイメージがつきづらいわけで、そんな悪印象の答案に良い点がつくのかと。

各ファーム特有の言い回しは避けるべきですが、問題分で「具体的に書け」と記載されているところはもちろんのこと、極力わかりやすい文章を心がけるべきだと思いました。


明日は租税・会計を触ってみます。

*1:過去問じゃなくて、なぜ過去の答練からなのかという点については、後日記載するかも

*2:問題の作成時期からしオリンパスは作りにくいと予想