フォトリーディング講座受けてきた感想まとめ

「とっととフォトリーディング講座受けてきた感想のサマリー作れ」というピアプレッシャーに屈し、えんとり作りました。

特に感想っぽいコメントを赤字で入れているので、そこだけ追っていくと感想文になります。


そもそもフォトリーディングとは

そもそもフォトリーディングとは、下記の5つのパートから構成されます。

準備
予習
フォトリーディング
復習
活性化

それぞれの方法については、このBlogの記事をご参照下さい。

フォトリーディングの読書法は完全に通常の読書法とは異なります。
というか、もはやこれは読書法ではない。僕が講習中に最も感じたことですが、圧倒的に本を実際に読む時間よりも、読まない時間の方が長いし、労力の配分という点から見ても、本を読むための労力よりもミカン集中法や3・2・1集中法などの本を使わないトレーニングの方が疲れます。後述しますが、この実際に本に触れない時間や活動の割合の多さがフォトリーディングの定着のしづらさに繋がっているのではないかと考えます。


フォトリーディングの講義中に感じたフォトリーディングの難しさ

この講座に参加したキッカケは、この本です。3年ぐらい前にこの本を読んで、あまり上手くいかなかったので、いつかは講義を受けたいと思っていました。

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そこで、この講座に参加するまでの間に、「何故フォトリーディングが本だけでは身につかなかったのか」について考えてみました。大きく分けると、その理由は下記の2つになります。

・上達が可視化されにくい
・通常の読書法に戻ってしまう


上達が可視化しにく

これについては講座の中で他の受講生の方が質問されていて、わりと一般的な悩みだということで安心しました。

読書については、何分で何ページ読めたかという速度も重要ですが、1冊の本に対してどれぐらいの割合を理解できたかという理解力も重要です。この2つの測定基準を毎回測って、「はぁ、今日は前よりも読書力が上がったなぁ(^_^;)」なんていう測定テストを毎回やるのはとても大変です。だから、フォトリーディングが本当に効果があるのかなんて、そういう読書速度や理解力では測れません。


元の読み方に戻る

もう一つ、フォトリーディングの難しさの要因を挙げるとするならば、それは「通常の読書法に戻ってしまう」ことです。フォトリーディングは結構特殊な体技で、実際に読むこと以外にも、様々なステップがあります。ですが、それらのステップはとってもとってもメンドウなのです。正直言って、こんなの毎回やってられません。ここがポイントのようで、これらのステップを「欠かすことができないもの」と認識することこそ、フォトリーディング定着の第一歩だと講義中に体感しました。


講義で学ぶメリット

上記の難しさについて、僕は講義の中で解消することができた上に、他にも本からではなく、あえて講義を受けるメリットを感じることが出来ました。

  • 上達の可視化⇒講師の方がいくつか例示をしてくれる

本には載っていない内容なので、それをこんなBlogで書いていいのかわからないので書けませんが、「こういうことが出来るようになれば上達している」というマイルストーンをいくつか講師の方の経験を踏まえて、例示してもらいました。こういう風に、過去に自分が受講生であり、何人もの受講生を教えてきたインストラクターの方から、豊富な経験を交えて行われる講義はとても具体的で実践的だと感じました。

  • 元の読み方に戻る⇒2日間の集中的なトレーニング+事後フォロー

2日間で徹底的に反復練習させられます。同じ内容を一人で2日間やるのはほぼ不可能です。たとえ、凄いやる気がある人でも、自分のやり方を正しいフォトリーディングの方法に独力で矯正していくことは難しいと思います。二日間で各ステップ5,6回は少なくともトレーニングした気がします。

あと、講義中は他の受講生の方とペアになってトレーニングすることが多いですし、そのあと講師の方によるメールのフォローがあります。このメールフォローが定期的にあると、定期的にフォトリーディングの講座で習ったことを思い出せるキッカになるので、備忘効果があります。

  • 独習で出てきた疑問点の解消

個人的に、最も大きなメリットになったのがこれです。本読んでそのまますんなり実践できればそれでいいんですが、やはり実際にフォトリーディングのステップを進める過程でいくつかの疑問点が出てきます。そういう疑問点に対して、ある程度の答えは推定できるのですが、それが正解かどうかもわからないですし、たまに全く見当もつかない疑問点が出てきます。僕が今回の受講を有意義なものに出来たと思えたのは、この事前に質問を洗い出す作業を怠らなかったことだと思います。


フォトリーディングをやる上で重要だと思った2つのポイント

フォトリーディングは読み方の選択肢を増やしてくれるだけです。講師の方も仰っていましたし、僕もうすうす感じていましたが、フォトリーディングは速読法ではないんです。ただ、書籍に対するこれまでの考え方を変える方法です。講師の方から直接そのことを聞けて、変な期待感はなくなりましたし、どこまでフォトリーディングに期待していいのか、という期待値の線引きも出来たのは、実際に講義を受けたメリットの一つだと思います。

じゃあ、フォトリーディングって何なの?ってことになりますが、僕はフォトリーディングは速く読む手法ではなく、どういう目的でどこをどれぐらいの理解度で読めばいいのかと考える「頭の整理法」みたいなものと認識しました。

  • 主体的に(=目的をもって)読む

今までもそういう読み方をしてきたつもりでしたが、フォトリーディングに比べると、手法としての完成度は低かった気がします。上述しましたが、「実際に読むこと」よりもその他の活動(目的を考える・本に対する質問を考える等)に非常に多くの時間・ステップを割きます。重要なのは、後者の部分でこれらを疎かにしないことがフォトリーディングを継続するコツであり、逆にこれらを疎かにするとフォトリーディングの型が崩れてしまうのではないかと思いました。


というわけで、今年はフォトリーディング使って200冊ぐらい読みたいです。