2日目

昨日に引き続き、過去の答練解きました。今日は時間とやる気がなかったので、税務だけ。

<時間>
税務 30分

<内容>
税務 2010年度の予備校の答練(半分) 1回目

税務

個人的には、最難関科目ですね。まだ経営や監査の方がマシです。

出題範囲はかなり広そうです。

まず計算問題。
法人税所得税・消費税の3つの中でも特に法人税がやっかい。
組織再編税制と連結納税制度は論文式試験の際には、まだ勉強の範囲ではなかったですし、仕事してから今日に至るまで実務で触れる機会もありませんでした。
まぁ、この論点は実務で触れたことがある人の方が珍しいのかもしれませんが…。
あと、税制改正で新しく制度化された論点がやっかいですが、答練で出題してきていることを考えると、比較的出やすそうですね。
そういうわけで、とにかく計算は法人税中心です。


次に論文。
こっちは若干軽い。基本的な税法の趣旨がわかっていれば、簡単。
簡潔に事実関係を明示していけば点数は取れそうです。判例まで抑えていた論文式試験はえらい違いです。
日本語さえ間違えなければ、取りこぼしはないかと。


答練をざっと見たところ、奇門悪問は出にくそうですが、相対的に分量が多いので時間を割く必要がありそうです。
下記三点を中心に暗記していきます。

  • コテコテの法人税の計算問題(別表四)
  • 比較的新しめの論点(組織再編税制、連結納税制度、その他税制改正論点)の計算問題
  • 所得税・消費税の計算問題

論文は今のところ対策不要とします。


そういえば、今日は会計士試験の合格発表でしたね!
受かった人、Congrats!

1日目

修了考査までだいたい2ヶ月を切りました。
12月入るまで勉強しないつもりだったんですが、旅行にいくことにしたので、開始を少し前倒ししました。



<時間>
職倫 40分
経営 35分
監査 25分


<内容>
職倫 2010年度の予備校の答練 1回目
経営 同上
監査 同上


傾向分析

80対20の法則によれば、仕事全体のうち上位20%の効率のいい業務が、 収益全体の80%を生み出すそうですが、それは試験勉強でも当てはまるだろうと思い、過去の答練から解いてみました。*1


職業倫理


一言で言うと、広く浅く問われてます。また、出題方式は極めて単純です。


公認会計士法や倫理規則をそのまま回答させるような問題が多いので、丸暗記でokのような気もします。
ただ、出題のされ方は色々あって…

  • 定義などの決まりきった言い回しのすり替え
  • 記載文言の言い過ぎ、または不足
  • 改訂文章の新旧すり替え

とかが本番では有りえるのかなーと思いました。相対的な難易度は易ですね。

ただ、法令や規則の問題なので、具体性に欠け、非常にイメージがしづらいです。あと、出題にどこまで影響するのかわからないんですが、今年のトピックみたいなものも予想しづらいです。ただ今年のトピックの把握に関しては、武田先生のCFOのための最新情報の今年1年分を読めばなんとなく予想できるかもです。
個人的には、東電に絡めた問題が出るんじゃないかなーと勝手に予想しますが…。*2


経営実務


指標!指標!指標!

とにかく指標です。ただ、指標の定義を丸暗記すればいいのかという問題ではなく…

  • その指標が何を表しているのか?
  • その指標の前提は何か?
  • 他の指標との関連性は何か?

といった点も抑えておく必要がありそうです、当然ですが。特に前提とかはテキストに載っていないかもしれないので、少し自分の頭で考えたほうが良いですね。


他に問われるのは、経営学というより、ファイナンスの基礎知識ですねDCF、企業価値算定などなど。こちらも相対的な難易度は易です。

ただ、過去の答練解いてて難しさを感じたのは、解答欄。めっちゃ狭い。
こんなスペースじゃあ言いたいことも言えないよ、ポイズン(笑)

解答欄の狭さの他に気になったのは、予備校の模範解答。理由付け⇒結論という流れで書いているんだけど、個人的には解答の流れは、結論⇒理由付けかなーと思います。
このあたりは個人の好みもありますが、過去最大受験者数の採点を行うことを考えると、試験監督が1枚の答案に割ける時間も過去最少に限られてきます。少しでも試験監督の手間を省いた文章にして、良い印象を残すべきです。
文章は短く、わかりやすく、簡潔に。
日頃から言われていることですが…。


監査実務


会計論点1つにつき、複数小問というのが主な出題方法のようです。
具体的には、減損会計について、監査手続とか監査上の留意点、事例問題等々が混ぜられる感じですね。
色々な角度から問われるので、得意な論点でも満点取ることは難しそうですが、全く知らない会計論点が出たら確実に死亡です。
あとよく出るのは、制度監査(四半期、SOX)、監査意見(後発事象、ゴーイング・コンサーン含む)が多いイメージです。

逆に、監査計画とかは出なさそうですね。監査計画が出題されにくい理由の、個人的な予想としては、入所そこそこのスタッフが監査計画なんて作ることはないだろう、といったところでしょうか。
そういう意味では理にかなってますが、職倫で「保証業務を受注する際に留意すべき脅威」とかが問われている点とは不整合ですね(笑)


全体的な量は比較的多い方ですね。職倫と同様、改正点や今年のトピックも出題に影響すると思いますが、そこまでケアしている時間はなさそうです。相対的な難易度は並です。

あと、ここでも予備校の模範解答が気になりました。解答の文言が結構抽象的でこれでいいのかなーと。要は、抽象的であればあるほど、読み手にはイメージがつきづらいわけで、そんな悪印象の答案に良い点がつくのかと。

各ファーム特有の言い回しは避けるべきですが、問題分で「具体的に書け」と記載されているところはもちろんのこと、極力わかりやすい文章を心がけるべきだと思いました。


明日は租税・会計を触ってみます。

*1:過去問じゃなくて、なぜ過去の答練からなのかという点については、後日記載するかも

*2:問題の作成時期からしオリンパスは作りにくいと予想

iPhone5発売に向けてデータ移行の方法をまとめてみる

iPhone5発売というニュースを聞いて、未だにiPhone3GSを使っている僕がデータ移行の方法を(個人的な目的のために)まとめました。



iPhone 3G → iPhone 3GS へのデータ移行
古いiPhoneから新しいiPhoneへデータを移行する方法
iPhone 4 発売を前にして今一度「復元機能」をおさらいしておこう〜現iPhone環境をiPhone4に移行する方法。



既にiPhone3GS→iPhone4の際に、はてブがかなりついた記事があるのでそちらを参照して、ポイントだけまとめ直すと下記の4つに絞られる。



□バックアップはとっておけ
iPhoneで設定している各種パスワードを手元に控えとけ
□購入したもの(audio book等)をPCに転送しとけ
□写真・音楽などのデータもPCに転送しとけ


以上。あとはiPhone5が出るのを待つばかり。

会計監査人がコンサルタントとして「転身」するための13の特徴

最近よく監査法人の非監査業務拡大というニュースを聞きます。


監査法人 本業伸び悩み 助言事業へ業務領域拡大

監査法人の報酬 2年ぶり増加 IFRSコンサルなど非監査業務の拡大が一因


なぜ監査法人が新たに非監査業務への着手及び業務割合の拡大を図ったか?については触れませんが、監査法人がそういう業務を行っていくということは、これまで監査だけをやっていた会計士の方も当然そういう仕事をしなければいけないわけです。そこで、自分自身の経験を踏まえ、少し心構え的なものをまとめてみました。一昔前に流行った「プロ」と「アマ」の13の違いのコピペです。


元ネタは「プロ」と「アマ」の違いですが、会計監査人もコンサルタントも両方「プロ」です。会計知識の豊富さや、インチャージ経験、コミュニケーション能力の高さは、区分の対象になりません。両者とも要求されるものです。


両者の違いを、一言で言えば、それは距離感です。プロジェクトや顧客の立場からみて「独立」と「共同」、時間軸からみた「過去」と「未来」。特に、立ち位置の違いは、プロジェクトの様々な場面で表れ、最終的に顧客満足度に表れるものだと思っています。

会計監査人 コンサルタント
1.財務会計という過去の数字を検討する 1.改善という未来の利益を検討する
2.外から見守るauditor 2.一緒に走るpartner
3目標は常に意見表明 3.目標はプロジェクトにより千差万別
4.言い難いことも言わなければならない 4.納得するように言わなければならない
5.過年度調書というデータベースがある 5.ゼロベースでの思考が求められる
6.似たような経験を積み上げることで自信が出来る 6.新しいことにチャレンジする姿勢が求められる
7.マンネリ化による倦怠感 7.一発勝負による緊張感
8.提出期限は法定で決められている 8.時間の多寡は成果物に比例しない
9.失敗が新聞に載る 9.成功が新聞に載る
10.監査報酬は費用 10.コンサルティングフィーは投資
11.マーケットに対する使命感 11.顧客満足度に対する使命感
12.監査手続が出来なければ監査範囲の制約になる 12.提案は実現可能な水準にまで落としこむ必要がある
13.過去のシナリオの確かさを検討する 13.未来のシナリオを確かなものにする


会計監査人だからといって、監査六法とにらめっこばかりするわけではないし、コンサルタントだからといって、フレームワークに当てはめてドヤ顔でプレゼンテーションをするわけではありませんが、知識や技術の体得以前の問題として、気構えの違いをまず認識すべきではないかと思いました。


inspired by

宴の支度 (3) 小さな変化からすべては始まる。「プロ」と「アマ」の13の違い

単なるプロフェッショナルを超える、「感動を生む仕事」をする人の13の特徴

その1日目

以前、100日プログラミングというサイトを見つけて、非常に面白そうだと思い、今日から100日プログラミングをやってみることにしました。

参加者情報


スキル

ド素人


目標の概要

作りたいiPhoneアプリを作る。


目標の詳細/意気込み

X code 4を使って3ヶ月以内にiPhoneアプリのリリースを目指します。


背景色を変える

なにより実際に手を動かしてみることが開発の第一歩だろうと考え、早速書いてみました。

お手本にしたのは、この本。


@property (nonatomic, retain) IBOutlet UILabel *myLabel1;

  • (IBAction)yellowButtonPressed:(id)sender;
  • (IBAction)whiteButtonPressed:(id)sender;

というコードを「プロジェクト名viewController.h」という部分に記述して、ダイアログ設定で、
ConnectionはAction、Nameにメソッド名を入力、EventをTouch Up Inside、ArgumentsをSenderにした。

void以下でself.view.backgroundColor = [UIColor yellowColor]を記述する。

  • (void)dealloc {

[myLabel1 release];
[super dealloc];
}

  • (IBAction)yellowButtonPressed:(id)sender {

self.view.backgroundColor = [UIColor yellowColor];
}

  • (IBAction)whiteButtonPressed:(id)sender {

self.view.backgroundColor = [UIColor whiteColor];

}

そうすると、背景色が変わるのです(が、スクリーンショットの方法をまだ把握していない)。

まだまだわからないことが多すぎる。

2012年1月受験に向けて、08合格の当事者がこの夏考えた受験計画、そのドラフト

タイトル通り、来年の1月に修了考査という試験を受けます。


抬頭一看。
抬頭一看。 / ChiuYun/丘繇




修了考査 - Wikipedia

公認会計士試験に合格した者であって、一般財団法人会計教育研修機構が実施する実務補習(標準課程は3年)を履修し必要単位を収めた者に対し受験資格が与えられる、実務補修の修了試験である。公認会計士となるには、当該修了考査に合格し実務補修を修了する必要がある(公認会計士法第16条第7項)。

この修了考査は、実務補習の内容全体について適切な理解がなされているかどうかを確認するとともに、職業専門家としての実務的な専門能力と適格性の確認を目的とし、筆記の方法で毎年1月に2 日間の日程で日本公認会計士協会が実施するものである[2]。

2010年度:受験者数は3,234名、合格者数は2,246名(合格率69.4%)[3]
2009年度:受験者数は2,145名、合格者数は1,493名(合格率69.6%)[4]
2008年度:受験者数は1,790名、合格者数は1,323名(合格率73.9%)[5]
2007年度:受験者数は1,651名、合格者数は1,186名(合格率71.8%)[6]

以下、修了考査の分析を簡単に行って行きます。

コンテンツ

    • 難易度    〜両隣のどちらに勝つ〜
    • 科目     〜監査・税務やってない〜
    • 予備校    〜与えられる教材はほぼ同じ〜
    • 勉強開始時期 〜早まる勉強開始時期〜
    • 戦略     〜徹底的にラクをしたい〜

難易度

Wikipediaの通り、合格率は比較的高く70%前後で推移しています。偶然70%前後となっているわけがないので、この水準が保たれていることから相対的な試験、つまり受験生の中では偏差値の高いものから合格していき、一定の合格率になるとそこで足切りされることがわかります。要は絶対的な点数奪取が要求されているわけではなく、他の受験生より秀でていれば良いという話。

ただし、総点数の60%が基準となることが平成 23 年度修了考査受験案内に明記されています。また、論文式試験の際と同じように、40%未満で足切りとなる可能性が高いようです。

あくまで、試験は己との戦いですが、イメージとしては、自分が3人がけの机の真ん中に座って、その両隣の人のどちらか一方に確実に勝てればいいということです。

3)合格基準
合格基準は、総点数の 60%を基準として、修了考査運営委員会が相当と認めた得点比率とします。 ただし、満点の 40%に満たない科目が 1 科目でもある者は、不合格となることがあります。

科目

科目   配点  割合
会計実務 300点 25%
監査実務 300点 25%
税務実務 300点 25%
経営実務 200点 17%
法規倫理 100点 8%

配点的には、会計実務・監査実務・税務実務が高くて、逆に経営実務・法規倫理は低いですね。また、仕事上、監査実務・税務実務は、最近は全く触れていませんし、来年の1月までに触れる機会もなさそうです。したがって、他の大手監査法人の監査部門に在籍する方々と比べて、実務的な経験不足は不利な材料になります。それらの観点から、各科目の重み付け、つまりは手をつける順番、時間のかけ方を熟慮する必要がありそうです。

予備校

論文式試験と同様多くの人がやはり予備校を活用します。大手の予備校のTAC、大原を利用する人がほとんどで、逆に言うと(自分も含め)彼らが母集団を構成してくれるため、ほとんどの人が同じ教材に沿って勉強することになり、与えられたテキスト・問題をいかに適切にこなしていくかが合否に影響するものと思われます。

両予備校のまとめは、以下の人のEntryがよくまとまっているので、そちらをご参照。



修了考査対策講座予備校比較 | 某大手監査法人の滞留スタッフが綴る日記

勉強開始時期

ここ数年の受験者が増加傾向にあったことから、なるべく早くスタートを切ろうと思う人が増え、年々勉強の開始時期が平均的に早くなってきているものと思われます。そういう意味では、今年は歴史上最大人数の論文式試験合格者が出た、2008年合格世代が受験するので、この8月下旬時点で勉強を始めている人も結構多いと思います。


現時点で僕はほぼノー勉です。

戦略

ここまでが今年の状況を踏まえた大まかな分析です。これらの分析に加えて、昨年度以前に受験された諸先輩方のBlogなどを拝見し、来年受験する僕がどのような戦略を立てるべきなのか、少し検討してみました。


ラクして合格するための戦略


多くの人が講義を聞いて、テキストを理解して、問題集を回して、答練を解くというスタイルを取るようですが、僕は12月から勉強を始める予定なので、同じ戦略を取るには、時間的に全く足りません。また、当たり前ですが、時間をかければ、確実に点数が伸びるわけでもありません。試験に合格することは最低限クリアすべき具体的な目標ですが、僕は徹底的にラクして合格したいと思っています。


アウトプット⇒インプット


基本的に時間が絶対的に足りないので、アウトプットをして自分の現状を把握し、どこがわからないのか、どの知識を頭に入れないといけないのかを探ります。その後に、必要な部分のみインプットしていきます。具体的には、以下のような手順を考えています。

    1. 昨年度の修了考査の答練と、過去問を解く
    2. 出題されやすい範囲、問題の問われ方、必要となる知識を徹底的に洗い出して分析する
    3. 重要度の高い部分からテキストに付属されている例題を解いていき、暗記する
    4. 今年の答練を解いて、暗記する
    5. 重要度の高い部分からテキストを読み込んでいき、暗記する
    6. 重要度の高い部分から講座を視聴する

日程的なイメージとしては、1,2を3日間でこなして、3~5までをクリスマス(泣)までに仕上げて、6はスキマ時間に出来ればと思います。うん、なんかイケそうな気がしてきました(笑)

記憶に残りやすい本、記憶に残りにくい本

夏休みに突入し、溜まっていた積読書を片付けようと片っ端から手をつけています。

既に何冊か消化したのですが、その中で改めて「記憶に残りやすい本、記憶に残りにくい本」というものがあることに気が付きました。

記憶に残りやすい本

・好きな著者
・興味がある内容
・体系だった目次
・強烈なインパクトのあるメッセージ

これらの項目の全てに当てはまると、とても記憶に残りやすく、読後感も非常に心地良いものになります。

記憶に残りにくい本

これらの項目のいずれか1つでも欠けると、記憶に残りにくくなります。特に、体系だった目次は重要です。
具体的には、下記の本を読んでいてそれを痛感しました。

マーク・ザッカーバーグ 史上最速の仕事術

映画「ソーシャル・ネットワーク」を数十回見るぐらい好きな著者で、起業感連の興味がある内容、一つ一つはとても強烈なインパクトのあるメッセージだったにもかかわらず、体系だった目次ではなかったせいか、残念ながらあまり内容を思い出せません。


確かに、内容上、構成が非常に難しい本だったので、仕方がないといえばそれまでなのですが、書籍購入のポイントとして、やはり目次チェックはとても重要だと改めて認識しました。