エネルギー
- 作者: 黒木亮
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金融系小説
4月は結構本を読んだので、順次備忘メモを書いていきます。
初めて、黒木亮氏の作品を読みました。ざっくりまとめると、黒木亮氏の経歴はファイナンス畑のようですね。小説の中のファイナンス関連の専門用語も結構正確に記載されていると感じられました。
最初はトップ・レフトとか巨大投資銀行という比較的著名なところから読み始めようかと思いました。
しかし、2つ理由があって、この書籍からはじめました。一つは、仮にハズレだったとしても、全然知らない分野の小説であれば、それは教養になると思ったから。
もう一つは、流行の小説は実は中身がたいしたことないのではないかという疑念です。いつも読んでる著者の本であれば、ある程度、読みやすさや内容の深さが予想できますが、初めての著者であれば、全然予測がつきません。流行するということは、多くの人に読まれていることを意味し、それほど専門的に突っ込んだ話になっていない可能性が有ります。
エネルギー産業
全体を通して、非常に読みやすい感じがしました。しかし、3冊読むのは結構つらいですね。3冊とも焦点を当てている部分が違ったので、あまり飽きることは無かったですが。それぞれ上・中・下をキーワード一言でまとめるならば、「エネルギー」「金融商品」「環境問題」になるのかと思います。
個人的には、中巻の投資関連の話が面白かったですね。